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秩父宮記念スポーツ博物館・図書館
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アクセス
■所在地
東京都新宿区霞ヶ丘町10番2号
03-3403-1159
■最寄り駅
・JR総武線(各駅停車)
千駄ヶ谷駅下車 徒歩5分
・JR総武線(各駅停車)
信濃町駅下車 徒歩8分
・東京メトロ銀座線 外苑前駅下車
徒歩15分
・都営地下鉄大江戸線
国立競技場駅下車(A2出口)
徒歩1分 |
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今回は、みなさんの身近にいてグラウンドキーパーに芝生の危機を知らせてく
れる「大自然の小さな助っ人」をご紹介します。
芝生は1年を通してあらゆる環境下で日々過ごしています。特に日本は四季が
あるので、暑さ、寒さ、雨季など年間の環境の変化が激しく複雑で、芝生にと
っても管理するグラウンドキーパーにとっても良好なコンディションを維持す
るのに様々な苦労があります。
良好なグラウンドコンディションを維持するためには、毎日、芝生をよく観察
することが大切です。芝生の体調がどんな状態で、何を必要としているのかを
読み取るのです。芝生の健康状態を把握することで、その時々に合った管理を
行い芝生の健康を維持しています。
しかし、毎日観察していても、芝生の微妙な変化に気付かないこともあります。
例えば病気や害虫に侵されていても芝生の色が変わるというような、大きな変
化がなければ気付かないこともあるのです。芝生の元気がなくなったり、枯れ
たりしてから気付くのでは手遅れになってしまうこともあります。そんな芝生
の危機的状況を前もってグラウンドキーパーに知らせてくれる「大自然の小さ
な助っ人」がいるのです。
芝生の危機を知らせてくれる「大自然の小さな助っ人」。みなさん誰かわかり
ますか?家の周りにもいるとても身近な生き物です。答えは「ムクドリ」です。
ムクドリがどうやって芝生の危機を知らせてくれるのか不思議に思われるかも
しれませんが、グラウンドキーパーはムクドリがやってくるのを見るとあるこ
とに気が付くのです。
一体、ムクドリはグラウンドに何をしに来るのでしょうか?
グラウンドキーパーがムクドリの姿を最も多く見るのは8月から9月初旬にか
けてです。グラウンドに来たムクドリをよく観察してみると、何やら芝生の表
面をしきりとついばんでいます。何かを食べているのでしょうか?ムクドリが
去ったあとはついばんだ小さな穴と、そこら中に糞が転がっています。そこで
グランドキーパーはムクドリの糞を解剖してみました。すると…なんとそこに
は虫の姿が!そうです、ムクドリは芝生の中にいる虫を食べに来ていたのです。
実はこの虫が芝生にとって危機となっていたのです。芝生の中にいる虫は芝生
を好物とし、根や茎を食べてしまうのです。根や茎は植物体を支え、水分や栄
養分を吸収しています。これを食べられてしまうということは、体を支えるこ
とができなくなり引っ張ると簡単に抜けてしまったり、水分や栄養分を吸収で
きずに、次第に元気がなくなってやがて枯れてしまいます。みなさんも食事が
できなかったら、元気がなくなってしまいますよね。
ムクドリが舞い降りることによってグラウンドキーパーは、芝生の中に虫を見
つけられなくても、虫がいることを知ることができるのです。ムクドリが舞い
降りるということは、虫の発生がピークに達しているときなので、虫を退治す
るには最適な時期であると言えます。虫を退治するにはいろいろな方法があり
ます。芝刈りの頻度を高めるのも一つの方法です。成虫は葉に卵を産み付ける
ので、葉を芝刈機で刈ってしまうことで卵を除去することができます。成虫や
幼虫に対しては殺虫剤を使用することにより退治することができます。殺虫剤
を使用する場合はただ闇雲に散布するのではなく、その虫に最も効果のある薬
剤を選択し、多く発生している時期を狙って散布することによって、少ない薬
量、少ない散布回数で最大限の効果を得ることができます。
グラウンドキーパーはムクドリのおかげで芝生の危機を知り、それに対して適
切な管理を行うことでグラウンドコンディションを維持しているのです。
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