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秩父宮記念スポーツ博物館・図書館
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アクセス
■所在地
東京都新宿区霞ヶ丘町10番2号
03-3403-1159
■最寄り駅
・JR総武線(各駅停車)
千駄ヶ谷駅下車 徒歩5分
・JR総武線(各駅停車)
信濃町駅下車 徒歩8分
・東京メトロ銀座線 外苑前駅下車
徒歩15分
・都営地下鉄大江戸線
国立競技場駅下車(A2出口)
徒歩1分 |
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第1回目の今回は、国立競技場の芝生がどのように造られ、育てられ、美しさ
を保っているのか、紹介していきます。
まずは、簡単に歴史をご紹介します。
国立競技場は、1958年(昭和33年)4月に設立されました。その当時フィールド内の芝生はアジア大会等の開催のため、各競技場の芝生を参考にして「ノシバ」が使用されていました。また、翌年の第18回オリンピ
ック開催地として決定された事を受けて、競技会場施設の芝生に関する研究機関が設けられました。同機関による実験・研究の結果「姫高麗芝(ひめこう
らいしば)」が競技場用の芝生として最良の品種とされ、国立競技場でも採用されることになりました。東京オリンピック後もスポーツに対する関心が高
まり、競技場の使用頻度も増えたため「姫高麗芝」より丈夫で、繁殖力旺盛な「ティフトン芝」が1969年に採用され今日に至っています。
この「ノシバ」、「姫高麗芝」、「ティフトン芝」は暖地型芝または夏芝とよばれ、春、夏の暖かい時期に良く育ち、秋、冬には枯れて茶色になってしまいます。
この暖地型芝として分類される芝生は暖かい時期に活動し、寒い時期は冬眠(休眠)してしまいます。
ここでひとつ問題が発生します。秋、冬といえば陸上やサッカー、ラグビーなどはシーズンの真っ最中で、たくさんの試合が開催される時期です。「そんな
大事な時に芝生が眠ってしまうなんて何のための芝生なんだ!」ということになりますよね。でも、昔は、「冬に芝生が茶色い(枯れる)のは当たり前!」とい
う考え方が主流だったので誰も気にしなかった…と言いたいところですが、気にしていた人達がいたのです。
国立競技場といえば、国内のビッグゲームはもちろん、世界的にも注目されるような国際大会なども数多く開催されます。世界の一流選手は、一流の舞台で
一流のパフォーマンスを披露して観客を喜ばせます。一流の選手、一流のパフォーマンス、ここまでは申し分ないのですが…。ナショナルスタジアム=一流の
舞台、誰もがそう思うでしょう。ところが…芝生が枯れていては一流とは言えません。
とは言ってもグラウンドキーパーは何の努力もしなかったわけではありません。当時は、土埃のグラウンドに枯れた芝生でも、とにかく葉を残すように努力
していました。葉が残っていれば緑色に着色をして見た目だけでもなんとか改善できる、「色を付けてでも、青い芝生の上でプレーしてもらいたい。」そんな
思いから着色作業は1986年から88年まで行われていました。しかし、いくら葉を緑に染めてもそれはごまかしでしかなく、生きた芝生には到底及ばないのが現実でした。
では、現在の常緑の芝生はどのようにして誕生したのでしょうか?
それは、それから何年か試行錯誤の末、ゴルフ場からヒントを得た新しい手法によって誕生したのです。これにより国立競技場の芝生が変化していったので
す。
次回は、日本にセンセーションを巻き起こす、ウィンター・オーバー・シーデ
ィング方式についてご紹介します。
企画展についての詳細は当館ホームページをご確認ください。
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