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毎回、世界のくじ情報をご紹介しておりますこちらのコラム、今回は中国の面白いくじをご紹介いたします。
タイトルに「くじと納税」なんて書いてあるので、くじに当せんしたときの所得税の話題かなって思われたかしれませんが、そういう話題ではありませんので、あしからず。
今回ご紹介するのは、中国でお買い物をするともらえるスクラッチくじ付の領収書です。日本でも家電量販店どで領収書にアタリが出たら100人に一人タダ!なんていうキャンペーン的なことはやっていますよね。しかし、この中国のくじ付領収書は、ほとんどのお店で発行してもらえるうえに、1年中開催されている、税務局が主催しているくじなのです。さらに、タダでもらえるというのが魅力的ですよね。おっと、領収書なのでタダなのは当たり前ですね。
気になる当せん金は、1等で1万元(日本円で約15万円)ということです。2002年から始まったこのくじ、今年になって1等の当せん金額がアップしたそうです。領収書をもらうだけという手軽さから、ゲーム感覚で楽しめるとみなさんちょっとした買い物でもこのくじ付領収書をもらっていくとの事です。しかし、こんないい事尽くめのくじ付領収書ですが、そのくじを発行しているお店の経営者の中には、このくじを歓迎していない人も居るというのです。
なぜ、歓迎していないのでしょうか?くじ目当てのお客さんが増えたりして、売上が増えたりするのではないかと思うのですが・・・
先ほど、このくじを主催しているのは税務局だと言う事をご紹介しました。実は経営者がこのくじを歓迎していない秘密が、そこに隠されているのです。お店がこのくじ付領収書を発行するためには、「領収書作成ソフト」、「領収書用プリンター」、「専用領収書」を税務局から購入する必要があります。
といっても、経営者がこの購入費用を嫌がっているということではないのです。お店がこのくじ付領収書を発行するときには、金額や会社名などを「領収書作成ソフト」と「領収書用プリンター」を使って「専用領収書」に印字するわけですが、なんと領収書発行と同時にその内容がオンラインで税務局送信されるというのです。さらに、お客さんは領収書に現金が当たるくじがついているので、清算の必要のない個人の買い物でも、領収書をもらいたがるのです。
かくしてこのシステムを導入した税務局は、各お店の売上をリアルタイムで把握できるという魔法を手に入れたことになったのです。その結果、売上の過少申告による脱税行為ができなくなり、税収もかなり上がったということです。
そもそもこのくじ付領収書は、お客さんが領収書を要求しないレストランや小売店での売上の過少申告に業を煮やした税務局が、その打開策として始めたという事でした。え、ということはこのくじを歓迎していない経営者の方ってもしかして・・・という詮索は、別の機会に譲る事としまして、今回のコラムを終わりにしたいと思います。
次回もお楽しみに。
※注意:日本国内で外国の宝くじを購入することは、法律で禁じられています
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